テレビ朝日の女子アナウンサー及び同局の報道局社会部記者で活躍した龍円愛梨(りゅうえんあいり)さん。
入社1年目の前途洋洋な時期に、学生時代にランジェリーパブにてアルバイトをしていたという記事が週刊誌「週刊現代」に掲載されるというスキャンダルに見舞われたのです。
テレビ朝日と龍円愛梨が、講談社を相手取り裁判にまでなり2年近くもの期間争いましたが、最終的には講談社が770万円を支払って謝罪する事で幕を降ろしました。
龍円愛梨プロフィール
- 生年月日:1977年3月31日
- 身長:163.5cm
- 1995年4月:法政大学法学部入学
- 大学1年生になってからモデル事務所に所属して、各種モデルを務めていた
- 1999年3月:法政大学法学部卒業
- 1999年4月:テレビ朝日入社
- 2011年12月:テレビ朝日退社
1999年9月:週刊現代にてランジェリーパブ勤務が報じられる
「週刊現代1999年9月25月日号」に、法政大学3年生だった1997年5月から約1ヶ月の間「キューティーハニー」という店で源氏名「ユカ」として働いてたと報じられました。
それに加えて同誌とフライデーに、大学時代にモデルとして働いていた頃の水着画像を無断掲載されたのです。
画像は こちら です。
この事は事実無根であり、希望に燃える新人アナウンサーの名誉を傷付けられたとした龍円愛梨とテレビ朝日は、講談社を相手に損害賠償金と謝罪広告の掲載を求めて裁判を起しました。
2000年1月:第1回口頭弁論
この民事訴訟の第1回口頭弁論が東京地方裁判所で、年が明けた2000年1月22日に行われました。
講談社側は
紛れもない事実であり、店が終わった後にアフターをした客の証言もある。
龍円愛梨の当時の携帯電話番号も判明している。
と強気な発言をしました。
2日後の1月24日の第2回目の口頭弁論には龍円愛梨本人が出廷しました。
証言台へ立った龍円愛梨は
その1ヶ月間は(モデル事務所所属時代に行われた)7月の舞台の稽古を行っていた。
稽古後は毎日の様に劇団員と食事にいっており、物理的に無理。
と述べました。
そしてモデル時代の水着写真が無断掲載された事について、肖像権の侵害として争う事を述べると
写真を2次使用される事に関して、確認を取らなかったのか?
と反撃されると、反論する事ができず沈黙するだけだったのです。
2001年9月:講談社に勝訴
2001年9月5日は、東京地方裁判所で判決の日でした。
原告がその様なアルバイトをしていたという事を報道する事は、公共の利害にはかけ離れている。
また、真実か否かを判断するには証拠不十分
として、講談社に対して謝罪広告の掲載及び770万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
講談社の謝罪広告
この判決を受け「週刊現代2001年10月13日号」では
当社発行の「週刊現代」1999年9月25日号に、テレビ朝日のアナウンサーである龍円愛梨さんが、学生時代に六本木のランジェリーパブでアルバイトをしていたとの記事を掲載しましたが、そのような事実は全くありませんでした。
事実無根の記事を掲載し、名誉を著しく傷つけたことについて、深くおわびいたします。
と謝罪分を掲載したのでした。
敗訴しても問題ない
770万円も支払えば大損害と思われるかもしれませんが、その様な事はありません。
なぜならその記事によって莫大な売り上げが発生し、雑誌の注目度もあがるからです。
控訴せずに第1審で終わらせるのも、そのためです。
とっとと終わらせて次のスクープを狙った方が、トータルでの利益になるというわけです。
ダウン症の特徴がエコーで発見できていたのに見逃された
龍円愛梨さんとアメリカの実業家との間に出来たお子さんはダウン症だったのです。
ダウン症の特徴をエコー検査で見逃された女子アナ龍円愛梨さんから学ぶべき事
もご覧くださいませ。