1月21日に脳リンパ種のために東京都内の病院で亡くなった松方弘樹(まつかたひろき)さんの「最期の女」といえば、元女優の山本万里子(やまもとまりこ)さんです。
しかし松方弘樹ほどの超大物が逝去したとなると、遺産相続はいったいどうなるのかという下世話な事が話題になるものです。
遺産については種々の記事が出ていますが、1月27日発売の「フライデー2017年2月10日号」によると、山本万里子さんが遺産相続に巻き込まれないように生前に贈与していた事が判明し、粋な男・松方さんの男気が改めて浮き彫りとなったのでした。
そして同時に最期まで尽くした山本さんの信念も明らかになったのです。
遺産争いを避けるためにお金を渡していた
松方弘樹が山本万里子さんと再婚しなかった事については、当サイト記事
松方弘樹は山本万里子と再婚せずとも責任を取った人生を貫いた
で紹介したように、松方さんなりに責任を取ったのです。
これは1998年に松方・山本の両者が記者会家で語った内容を元にしてありますので、信憑性は高いはずです。
そして冒頭で述べたFriday記事では
籍を入れてしまうと、6人の子供達との間で遺産相続等で揉めるかもしれない、と考えたからです。
と、松方さんと親交の深かった芸能レポーターの城下氏が語りました。
やはり男松方が責任を取って再婚しなかった事が判明したのです。
ただ、これだけでは山本さんの人生の保障という点については無責任なのではと思ってしまいますが、続けて
その代わり、山本さんには自分がいなくなった後も困らないよう、かなりの額のお金を渡していたのです。
松方さんは山本さんのことを「俺の最期のオンナ」と言っていた。
と、数々の美女と浮名を流してきた色男が最期のオンナと認めたため、心血を注いだのでしょう。
このようにフライデー記事で、再婚しなかった理由と遺産についての事が明かされたのでした。
ただ山本さんの名誉のために言っておくと、山本さんは現在色々と仕事をお持ちでして、決して松方さんのバックアップに頼って生きてきたわけではないのです。
残すものは残して旅立った
松方弘樹には、合計6人の子供がいます。
最初の結婚相手のモデル女性との間に3人子供を作りました。
その女性とは、松方が女優仁科亜季子(にしなあきこ)と不倫をした事が原因で、1978年に離婚となったのです。
その際には慰謝料3億円を払ったのです。
当時の3億円ですから、今現在の価値にするとおそらく2倍くらいあると思われ、奥様のその後の生活とお子さんを立派に育てるのに十分な金額だったことでしょう。
松方さんは離婚の翌年の1979年に仁科亜季子と再婚し、現在芸能人として活躍する仁科克基と仁科仁美という2人の子供をもうけました。
しかしまたもや山本万里子さんとの不倫によって、1998年12月に離婚となったのです。
当時まだ10代だった2人の子供は辛い思いをしたでしょうが、現在この2人が芸能人として活躍しているのは松方ブランドのおかげといっても過言ではなく、結果的にはお金を稼げる「遺産」を残したのです。
そして山本さんにもかなりの金額を残したのです。
家族には色々と迷惑をかけたかもしれませんが、それ以上のものをきっちりと残した粋な男、それが松方弘樹です。
理想の女と巡り会えた
フライデー記事内容に戻ると、入院したばかりの松方さんはまだ元気があり、焼肉弁当をバクバクと食べたりしていたのですが、脳梗塞を発症して体が不自由になると、山本さんにきつく当たったのです。
それでも山本さんは「私が最期まで支えます」と文句一つ言わずに気丈に支えたのです。
元嫁の仁科亜季子及びその間にできた2人の子供との面会を遮断していたのは山本さんですが、弱っている姿を見せたくないという松方さんの意思をくんでの振る舞いだったのではと、松方さんの知人が語ったのです。
「籍は入れずとも、2人はまぎれもなく夫婦だった」と前述の芸能レポーター城下氏が語り
「彼女は強い。女房とはこうあってほしい」と松方さんの密葬に立ち会った梅宮辰夫が語りました。
あの松方弘樹が最期にたどり着いた理想のオンナは、やはりいいオンナだったのでした。
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