東京都知事選を闘う鳥越俊太郎(とりごえしゅんたろう)氏に、大きな向かい風となる女性問題が7月21日発売の「週刊文春2016年7月28日号」で報じられました。
プレリリースでは「女子大生に淫行」という驚きのフレーズが出ていたのですが、普通に考えて女子大生の時点で18歳になっているので「淫行」には当たらないはず。
それとも数少ない「飛び級」を設けている大学の学生ゆえに17歳だったという、レアなケースも考えられました。
早速週刊文春を購入し該当記事全文を読むに、20歳の大学2年生の女性に対してキス未遂に終わった案件だった事が判明しました。
「淫行条例」に抵触する行為をしたのではなく「淫らな行為」だったわけです。
その女性は現在30代前半となり既婚者ですが、30代後半の夫が
「妻は今もトラウマに悩み、自殺を口にする」
と衝撃の告白をしたのです。
大学関係者が語った女性問題
自己プロデュース力に長けていた鳥越俊太郎氏は平成時代に入り、メディアの寵児ともてはやされるようになりました。
ある有名私立大学関係者が
鳥越俊太郎氏は十数年前、ウチの大学のメディアに詳しい教授と親しかった関係で、よく来ていた。
その教授のゼミなどを訪れて、学生とも交流を持っていた。マスコミ志望の学生等は鳥越氏を慕っていて、鳥越氏もよく相談に乗っていました。
ただし学生たちからは
「可愛い子ばかりを露骨に贔屓する」
との批判もあったのです。女子学生達を自宅や別荘に集めてパーティーを開く事もあったのですが、とりわけ気に入っていた女子学生を別荘に連れ込んで淫らな行為をしようとしました。
これが原因でウチの大学を出入り禁止になったのです。
別荘でのキス未遂
この証言を元に取材を進めた文春記者は、この件は2002年夏の事で、淫らな行為をされそうになった女子大生は当時2年生だった20歳のA子さんという事を突き止めたのです。
それまで何度か鳥越俊太郎氏の自宅や別荘を訪れていた事があるA子さんは、冗談ぽく「何もしないから」と言われて富士山麓の別荘へと向かったのです。
「A子さんはマスコミ志望の地方出身の方で鳥越氏を信用していたのだ」と、別の大学関係者は語りました。
別荘に到着し、アルコールで乾杯した頃から鳥越氏の態度が豹変し
「20歳になってそんなに性の事を知らないの?」
と言って半ば強引にキスをしようとしたのです。
A子さんの抵抗によって未遂に終わったのですが、東京への帰宅途中の車内で
「ラブホテルへ行こう」と誘ったのです。
A子さんは「死にたい」と言葉にするようになり、当時の恋人へ別荘での事を全て話しました。
それ以来鳥越氏が大学へ来る事は無くなったのです。
当時の恋人が真相を語る
文春記者が当時の恋人とコンタクトを取ったところ、話したくないという意思表示をされたのですが、度重なる説得の結果
この十数年間、私達夫妻は我慢していたのですが、もし鳥越俊太郎が都知事になったら毎日顔を目にする事になるので耐えられません。
妻への取材は勘弁してください。私が話します。
と、別荘事件の後の話を語ってくれました。
そしてこの発言から、当時の恋人だった男性とA子さんは結婚していた事が判明したのです。
A子は泣きながら別荘での事を話しました。
鳥越はメールで「公表されたら自殺する」とA子に送って口止めをしました。
それで私から連絡をとり、都内のビジネスホテルで話し合う事にしたのです。
話し合いの内容
ビジネスホテルへ向かうタクシーの中で鳥越俊太郎は軽い調子で話しかけてきました。
そして話し合いの場では
悪かった。
もうテレビからは引退する。余生も長くないから。
といった発言をしたのです。
そして鳥越氏は他人の女性問題については批判するのに、自身氏が出版した本の中では自身がいかに女好きという事を記述している事に対し
「よくこんな事かけますね」
と叱責するも
「だってこんな事になるとは思わないじゃない」
といったのらりくらりとした対応をするのでした。
それでも
「反省している。これ以上テレビでやってもいい事はないし。」
という、引退ともとれる発言を信じて1時間の話し合いを終えたのです。
話し合い後もテレビに出続け出馬までした
それでも依然テレビから消えない鳥越俊太郎に対し我慢をしていたA子さん夫妻でしたが、さすがに今回の出馬に対しては堪忍袋の尾が切れたといったところでしょうか。
鳥越氏にしてみれば、別荘に2人きりで付いてきた事でOKだと思ったのでしょうが、A子さんにしてみればそうではなかったのでしょう。
旦那さんが鳥越氏の女性問題を文春に告発した事で、再びA子さんが傷つく事は間違いありません。
それでも東京都知事になる事だけは許せなかったのでしょう。
文春記事全文から一部を抜粋した内容はこのようになりますが、はたしてこれが都知事選にどのような影響を及ぼすか見ものです。