スポダンこと「最強スポーツ男子頂上決戦」の第7回大会が2017年1月1日の元旦に放送されましたので、各種目の順位と結果をレポートします。
出場者は毎度おなじみで、過去の6回の大会で優勝したことがある
- 佐野岳(さのがく)
- 森渉(もりわたる)
- 関口メンディー
この3選手に加え、今大会注目の出場選手は
- 世界マスターズフィン水泳・銀メダリストの、オードリー春日俊彰(かすがとしあき)
- 長身マッチョで今大会No.1の背筋力220kgを誇る、ゴールデンボンバー樽美酒研二(だるびっしゅけんじ)
という、身体能力の高いアスリート系選手が参戦したのです。
そして最強スポーツ男子頂上決戦とは別枠で、おなじみの跳び箱競技「モンスターボックス」が行われ、驚きの結果が出たのでした。
第1種目パワーフォースの順位・結果
第1種目はパワーフォースです。
2人の選手をロープで繋ぎ、引っ張り合いをするというパワー系に有利な種目です。
関口メンディーや春日俊彰そして樽美酒研二といった体格の良い選手が圧倒的に有利です。
55kgと軽量の佐野岳は、1回戦で敗戦という厳しいスタートとなりました。
春日俊彰と樽美酒研二は順当に勝ち進み準決勝で対決する事となりましたが、樽美酒研二が春日を瞬殺したのです。
そして決勝では、その樽美酒研二をメンディーが瞬殺、メンディーのパワーの強さが改めて浮き彫りとなったのでした。
第2種目ハードジャンパーの順位・結果
第2種目「ハードジャンパー」は地上40cmの高さのハードルを飛び続けるという、まさに持久力勝負です。
予選1組目の結果は、メンディーと森渉を抑えて、BOYS AND MENの辻本達規が238回という新記録で勝ち上がりました。
予選2組目は佐野岳が順当に勝ち進みました。
決勝では佐野岳・森渉・関口メンディー・辻本達規の4人の戦いとなったのですが、ハイレベルな予選1組目に出場した選手には大きなハンディがあり、危なげなく佐野岳が1位という結果となったのでした。
第3種目パワーウォールの順位・結果
第3種目「パワーウォール」は、透明な壁を押し合う競技で、体重の重い出場選手に有利です。
順当に勝ち進んだ春日とメンディーが準決勝で対決、難なくメンディーが勝利し決勝へと進出しました。
時間無制限の決勝戦は、メンディーと野村祐希の戦いとなりました。
ほぼ中央で拮抗した状態が続きましたが、メンディーが吼えながらジワジワと押し切り、2分30秒の長い戦いに終止符が打たれたのでした。
この3種目が終わった段階で、下記の上位4名が決勝へと進出する事となったのです。
- 関口メンディー・260ポイント
- 樽美酒研二・200ポイント
- 春日俊彰・190ポイント
- 佐野岳・190ポイント
最終種目ショットガンタッチ
まずはメンディーが11m50cmに挑戦、楽々とクリアし暫定1位をキープします。
次いで樽美酒研二が12m20cmにトライ、触ったか触っていないか微妙だったのでスロープレイで確認すると、わずかに届かす。
ここで樽美酒は脱落となったのです。
次に春日俊彰が12m30cmに挑戦するも全く届かず、ここで春日も脱落となったのです。
そして100mを11秒台で走りきるスピードスターの佐野岳が12m30cmに挑戦します。
スロー判定を見るまでもなく余裕の成功をおさめ、ここでメンディーを抜いて暫定1位へと躍り出ます。
これでメンディーと佐野の一騎打ちとなったのです。
次いでメンディーは12m00cmを申告し、試技を行います。
そしてスロー再生を見るまでもなく、まだ余裕がある成功をおさめ、暫定1位の座を奪い返したのでした。
次の佐野の試技は12m80cm、これで失敗すればメンディーの優勝が決まります。
タッチしたかどうか微妙で審議のランプが点灯しましたので、スロー再生となります。
結果、明らかにタッチしていない事が判明。
この結果、メンディーの優勝、佐野の準優勝という順位で第7回最強スポーツ男子頂上決戦は幕を閉じたのでした。
メンディー強し
メンディーが3度目の優勝という結果をもって、第7回の最強スポーツ男子頂上決戦は終了しました。
最終種目ショットガンタッチでミスした後
ムチャクチャ悔しいッスね。
もうちょっといける。
と悔し涙を流す樽美酒研二の、意外ともいえる熱き心も確認する事ができました。
今回の4種目はパワー系に有利な競技が多めの比率を占めていました。
3度の優勝経験がある佐野岳が4度目の優勝とならないように、種目のコントロールがあった可能性もあります。
しかし類稀なるパワーのみならず、十分なスタミナも備えた関口メンディーは、まさに芸能界屈指のスーパーアスリートという事に間違いはありません。
モンスターボックスに挑戦する5人のアスリート
最強スポーツ男子頂上決戦が終わった後は、モンスターボックス競技が行われました。
前回のスポダン放送では、オリンピックメダリストを招集する事が予告されていましたが、その予告通りに
- リオ五輪・体操個人総合銀メダリストのオレグ・ベルニャエフ(23)
- リオ五輪・男子体操最多メダル獲得のデニス・アブリジャン(24)
が出場したのでした。
お家芸でもある日本からは
- 佐野岳
- 森渉
- アイドルグループ「MAG!C☆PRINCE」の平野泰新(ひらのたいしん)
が参戦しました。
注目すべきはポテンシャルの高いオリンピック選手と、そして世界2位である22段の記録保持者の平野泰新です。
平野からは
日本を背負ってという言い方は大袈裟かもしれないですけど、スポーツ男子の魂を背負って挑みたいと思います。
と力強い決意が語られました。
19段までは全員クリア
5人全員が17段と18段はクリア、特にメダリストの2人と平野の高さが突出していました。
19段になり、1度目を失敗する者も出ましたが、それでも全員がクリア。
20段になり、メダリストの2人と佐野岳が脱落。
森渉と平野泰新の2人のみが、見事20段をクリアします。
森は自己タイ記録という事で、会場は大いに沸きました。
平野泰新はやや危なげでしたが、それでもまだ余裕があります。
21段を平野泰新がクリア
続いて跳び箱は21段になるのですが、さすがに森は21段は厳しかったのでしょう、2回とも跳び箱の上にさえ登れずに失敗となりました。
そんな中平野は高い跳躍を見せ、背中からではなく足から着地するくらい余裕があったのです。
23段を飛び世界記録
平野は22段を飛ばして世界記録タイの23段へと挑戦します。
1度目の試技では跳び箱の上に乗る事も出来ずに失敗となりました。
2度目の試技へと挑む前に修正作業を行う平野に対し、ある男性が近づき
「(跳び箱に)手をついたら、マットに着くまでに必死で全部動かさなアカンよ」
とアドバイスをします。
その男こそ、世界記録保持者の池谷直樹だったのです。
そしてオリンピックメダリストのデニスも
「少しロイター板を下げたらどうか」
とアドバイスを送るのでした。
そのかいあってか、2度目の試技では綺麗な跳躍を見せ、見事世界記録タイの23段を成功させたのでした。
跳躍は非常に綺麗で、まだ0.5段くらいは余裕があったのでした。
池谷も笑顔で拍手を送ったのです。
池谷さんから「俺を超えてくれ」と言われた
と語る平野は24段へと挑戦します。
1度目の試技は失敗、しかし跳び箱の上に乗る事はできました。
2度目も失敗ですが、同様に乗る事ができたのです。
乗る事さえできない失敗と違い、もう少しという事が明らかな失敗でした。
この若者が24段を成功させ、見事世界一の座につく事は間違いないでしょう。
第1種目のパワーフォースと第3種目のパワーウォールの結果を分かりやすくトーナメント表で示しているサイトは下記になります。
スポーツ男子頂上決戦 2017結果をトーナメント表で分かりやすく解説