「体自体はそれほどでもないけど、手先や足先の末端が冷えて痛い」
そのようなお悩みをかかえる人は男性・女性を問わず多いはずです。
2017年12月5日放送の「この差って何ですか?」に東京女子医科大学 高血圧内分泌内科教授の市原淳弘先生が出演し、そのような末端型冷え性の原因と対策を詳しく紹介してくださいました。
冷え性だと感じる人達はこんなに多い
今年2017年にリンナイが調査した結果によると、自分が冷え性だと感じる人の割合は、女性で約8割、男性でも約4割に及びました。
男性
- 感じる
4割 - 感じない
6割
女性
- 感じる
8割 - 感じない
2割
女性に冷え性が多い原因
このように女性が男性よりも冷え性になりやすいのは
- 熱を生み出す筋肉の量が少ない
- 子宮や卵巣が血流を悪くしてしまう
という、女性ならではの身体的差異が関係していると言われています。
そして同じくリンナイのアンケートによると、冷えを感じる体の部位は次のように手足が圧倒的に多いのです。
これは四肢末端型冷え性(ししまったんがた)と呼ばれる、手先や足先が冷えてしまう症状です。
手先・足先が冷える人に共通する原因
このように末端が冷えると感じる方に共通する状態としては
「毛細血管の先に血が通っていない」
と市原教授は原因を説明しました。
決して末端に毛細血管が無いのではなく、毛細血管自体はあるのですが血液が先端まで行き渡らないために温度が伝わらす、手足が冷えたと感じてしまうのです。
正常な毛細血管は長く、細く、赤く、折り返しています。
それに対し手足が冷える人は毛細血管があるにはあるのですが、そこまで血液が届かずに途中で折り返してしまっているのです。
毛細血管を元に戻す対策3つ
このように血が通っていない毛細血管を元に戻す方法2つを市原先生が紹介してくれました。
シナモンを摂取する
1つめの対策は食べ物で、シナモンが非常に効果的です。
理由は、シナモンに含まれる成分が血管の修復を促進してくれ、その結果として毛細血管を丈夫にする作用があるという事が分かってきたとの事です。
そうなると気になるのが摂取量です。
あまりにも非常識的な量だと嗜好的にも経済的にも厳しいですが、1日にわずか0.6g~3g程度で良いのです。
グラムで表現すると分かりづらいかもしれませんが、スプーンでいえば小さじ1杯程度です。
その程度で十分効果があります。
せっかくだからおいしく食べたいので、カフェオレやミルクティーに入れたり、シナモントーストとして食べたりと工夫をすると良いでしょう。
後で紹介いたしますが、シナモンパウダー500g入りが税込み・送料無料で2000円未満で販売されています。
1g当たり4円未満ですので、1日に3g摂ったとしてもわずか12円で済みますので、経済的負担はほとんどありません。
正座
次は姿勢による対策が紹介されました。
どういう姿勢がよいかというと、それは正座です。
正座をすると全体重がふくらはぎにかかります。
それによってふくらはぎが圧迫されて血が止まります。
その状態から立ち上がると、止まっていた血流が一気に再開して血流が足の先の隅々まで行き渡ります。
「約30秒間正座をしてから立ち上がる」を3セットから始めていけばよいとの事です。
慣れてきたらセット数を少しずつ増やしていくようにします。
あまり長時間正座をしていると、エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症:じょうみゃくけっせんそくせんしょう)をきたす事があるので、30秒程度がちょうど良いのです。
スクワット
正座ができない人のための方法として、スクワットも紹介されました。
スクワットをすると太ももやふくらはぎの筋肉が、収縮と弛緩を繰り返すことになります。
筋肉が収縮した時は血管を圧迫して一旦は血流を止めかけますが、緩んだ時には血流が再開するので、まるでポンプのように血液を押し出す作用があり、足先まで血液を十分に行き渡らせることができます。
スクワットをすると足が太くなるという事を気にする女性も心配はありません。
自分の体重程度の重さだと太くなることはなく、筋肉が発達して足がスリムになりますし、なによりポンプ効果によって足に溜まっていた血液が心臓に戻ってくるので、むくみが改善する効果も期待できます。
対策は案外簡単だった
番組ではAKBの指原莉乃さんが、手足の冷え性で悩むひとりとして発言をしていました。
指原さんは手はそれほど冷え性ではないのですが足先がすごく冷えるとの事で、お風呂から上がっ後は寒すぎて冷たすぎて痛いとのことで、かなり重度の冷え性だと思われます。
上記シナモン粉末を楽天で購入し、約5日後にポストに投函されていました。
コショウ等の容器に入れ替えて使うことにします。
A4用紙サイズとほぼ同じ30cm×20cm位ですし、賞味期限は2年近くあるし、遠慮なくたっぷりと使えそうです。