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集中力を上げる方法を4個プロが教える!集中力を高める飲み物は水

「集中力が散漫になるというか、根本的にない」
そのようなお悩みを持つ社会人の方でも仕事中に簡単にできる集中力を上げる方法が、2018年1月30日の「雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!」にて放送されました。

集中力を高めるプロが教える3つの方法に加え、あのハンマー投げメダリストの室伏広治選手も行っている方法という、合計4つの集中力アップ方法が紹介されました。

薬や特別な食べ物は不要で簡単にできるので、集中力低下にお悩みの方は是非トライしてみてください。

その1・朝「500mlの水を飲む」

該当番組内では、株式会社集中力 代表の森健次郎さんがVTR中で、集中力を高める方法を3個教えてくれました。
一般的な会社勤めの方を模倣とし、朝・昼・晩とそれぞれ1分位で簡単に出来ます。

まず一つ目は、朝起きた後に500mlの水を飲むという事です。

朝起きた後は、脳もは完全には目覚めていません。
そして脳は80%が水分で出来ていると言われています。
ですので水分不足はホルモンバランスを崩して集中力を低下させるてしまう原因となります。

夜寝ている間はたくさんの汗をかくのに、7~8時間もの長時間全く水分補給をしないわけですから、水分補給が重要となります。
朝方や午前中の仕事や勉強に集中力が足りていないのは、水分が足りていないという理由が多いのです。

朝水を飲む事で脳が活性化しやすくなるので、新聞やネット上のニュースを読んで理解するスピードが上がる効果が期待できるうえに、仕事に対する臨戦態勢に入りやすくなります。

500mlを一気飲みするのはきついですので、数回に分けて飲むようにしましょう。

出社後は、朝飲んだ水のおかげで集中力がアップした状態となっているので仕事もはかどるはずです。

水を飲むタイミングは起床直後でなくては駄目という事ではなく、新聞を読んだり仕事に入ったりする前までに飲んでいれば大丈夫です。

大学研究では水を飲むと15%の集中力アップという結果

番組では、イースト・ロンドン大学とウエストミンスター大学の研究者が行った実験結果が紹介されました。

実験内容は、知的作業をする前におよそ500mlの水を飲んでおくという単純なものです。
実験結果は、飲まない時と比べて作業効率が15%も上がりました。

知的作業効率の差
水を飲まない  
水を0.5Lを飲む 15%アップ

このように、決してコーヒー等の覚醒効果のある飲み物を摂取しなくても、水だけでも十分に効果が出るのです。

その2・昼「ターゲット指指し」

昼食後は休憩直後という事もあり仕事モードを取り戻すのに難儀するものですが、机に座ったまま1分で集中力を上げる方法があります。

やり方は簡単で、約5m離れた場所にある適当な目標物を決めます。
花瓶でも電話機でも何でもかまいません。

ターゲットを決めたら目を閉じて、そのターゲットを指差します。
そして目を開けた時に、ターゲットにピタッと指が向いているかどうかを確認します。

ズレているいう事は、心と体のイメージがズレているという事ですので、注意散漫になっているという事です。

ズレていた場合でも何回か修正繰り返すうちに、いずれはピタッと合います。
合ったという事は、集中力が上がったという事ですので。

また、脳というのは目標を達成するとドーパミンを分泌し快感を感じますし、やり遂げたという自信がさらなる集中力を引き出します。

これは簡単にゲーム感覚で行うことができるので、楽しみながら実行できる事でしょう。

このターゲット指差しはプロ野球のピッチャーも取り入れている方法で、狙った所に投げられるようになり、成績が上がったと聞いている。

と森健次郎氏は語りました。

その3・夕方「ながらけん玉」

夕方を迎える頃には沢山の情報を処理したり出力をしたりで、脳も体も疲労して仕事の効率は下がり気味でしょう。
特に残業を控えている方は大変です。

少し体を動かしてリフレッシュをしたいと思う人にもピッタリの集中力を取り戻す方法が「ながらけん玉」です。

けん玉の代表的な遊び方として、左右の「受け皿」に交互に玉を載せるというのがあると思います。
交互に「カン、カン、カン、カン…」とリズミカルに行う、あのやり方です。

その「カン」というタイミングに合わせ、けん玉を持っているのと反対の手で、グー・チョキ・バー・グー・チョキ・バー…を繰り返すのです。

文字にすると

  • 「カン」(グー)
  • 「カン」(チョキ)
  • 「カン」(パー)
  • 「カン」(グー)
  • 「カン」(チョキ)
  • 「カン」(パー)

となります。

この動作を行う事により、脳の司令塔と言える前頭前野(ぜんとうぜんや)の活動が抑えられ、雑念が消えやすくなります。
その結果脳が集中モードに入る事ができ、作業効率が上がります。

古賀稔彦も取り入れている

オリンピック柔道金メダリストの古賀稔彦さんも、この「ながらけん玉」を実践しています。

古賀稔彦氏が指導する柔道教室では稽古前に「ながらけん玉」をし、集中力を上げてから指導に入ります。

仕事中にけん玉をする事に注意されたり笑われたりする場合は、このエピソードを言えば納得してもらえるかもしれません。

その4・室伏広治が実践するゾーンに入る方法

以上の3つの方法に続き、室伏広治選手が実践している集中力の底上げ方法も紹介されました。

室伏広治は「ゾーンの入り方」という本を出しています。
ここで言う「ゾーン」とは、極限まで集中力が高まりとてつもないパフォーマンスを発揮できる状態の事です。

このゾーンに入った状態の事を、有名スポーツ選手は次のように語っています。

  • 「浮いているような感覚になる」羽生結弦
  • 「パンチが止まって見える」マイク・タイソン
  • 「周囲の動きがスローモーションに」マイケル・ジョーダン

そして室伏広治は「ハンマーの重さを全く感じない」そうです。

ゾーンに入るためには集中力の底上げが大事となるのですが、室伏広治が行っている底上げ方法は「新聞紙つかみ」です。

やり方は簡単で、1枚の新聞紙の中央近辺を片手でつかみ、つかんだ腕を前に出します。
そしてそのまま掴んだ方の手だけで新聞紙を小さく丸めていき、最終的には手の中に収まるまでに小さくして終了となります。

一見簡単ですが、片手だけでそこまで小さく丸めるのは中々難しいものがあります。
これを毎日続ける事で集中力の底上げが期待できます。

集中力持続時間低下の現代こそトレーニングを

以上4つが番組で紹介された集中力アップの方法です。
非常に簡単で楽しくできるのではないでしょうか。

番組では人間の集中力持続時間の変化も紹介されたのですが、2000年には平均12秒だったのが、2013年には平均8秒にまで低下したのです。

集中力継続時間の低下
2000年 12秒
2013年 8秒

 

これほど低下した理由は、PCやスマホやSNSの普及により、人間を取り巻く情報量が急激に増えからではないかと推測されます。

集中力が続かずに仕事や家事をダラダラとすると、人生の貴重な時間が著しく無駄になってしまいます。

今回紹介した方法で集中力を高め、有意義な人生を過ごしましょう。

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