くしゃみを多発すると多少なりとも声帯が損傷し、一時的とはいえかわいい声ではなく枯れたような声になってしまう可能性もあり、なるたけ避けたいものです。
ところがまぶしい光が目に入るだけでくしゃみが出る方が一定の割合でいて、日本人では約25%、4人の1人にこの症状が発生するのです。
「太陽を見るとくしゃみが出る」という人がいますが、鼻に物理的刺激が加わっていないのに、眩しいだけでくしゃみが出るこの現象の事を「光くしゃみ反射」と言うのです。
その光くしゃみ反射が起こる理由が、2016年9月6日放送の「中居正広のミになる図書館」で説明されました。
光くしゃみ反射のメカニズム
目に光が入ると瞳孔が縮み、目に入る光の量の調節がされて物を見えやすくします。
ネコの目を見るにその調節が顕著に表れているのが確認できると思います。
暗闇では黒目全開で可愛い目をしているのに、真昼間とかだと瞳孔が縮みほとんど黒目の面積が無いのです。
この瞳を小さくする筋肉を瞳孔括約筋(どうこうかつやくきん)と言います。
その瞳孔括約筋を調節する神経が、鼻の方にも枝分かれして到達しているのです。
それゆえ眩しいと感じた時に鼻に充血が発生し、こよりで鼻の穴をくすぐったような感覚が発生し、くしゃみが出るのです。
明かされたメカニズム
太陽を見るとくしゃみが出るという人が身近にいても、そんなの偶然だと思っていたのですが、このように実は医学的な根拠があったのです。
冒頭で述べたようにくしゃみというのは声帯へのダメージがあり、できればあまりしたくはないのですが、可愛いと思ってくれる男性も少なからず存在します。
光くしゃみ反射で男性の心を射止める事ができるならば、決して悪くはない体質なのではないでしょうか。