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野村宏伸が元嫁との離婚原因をしくじり先生で語る「1億円詐欺にあい愛想つかされた」

教師びんびん物語の榎本英樹役でブレイクした野村宏伸(のむらひろのぶ)さんには離婚暦があります。
34歳だった1999年7月に当時スタイリストをしていた女性と結婚し、子供も2人授かったのですが、ちょうど10年後の2009年7月に離婚届を提出しました。

順風満帆と思われた人生が急転し元嫁と離婚に至った原因を、2016年6月6日の「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で語ってくれましたので紹介致します。

調子にのっていた若い頃に結婚した

時はバブル経済絶頂期だった1988年4月から始まった「教師びんびん物語」の榎本役で人気が大爆発する事になります。
1965年5月3日生まれの野村宏伸が22~23歳の頃でした。

デビューから5年経った1989年には榎本バブルが到来し、10社以上からCMが殺到します。

年収も1億円を超え、お金に何不自由する事がなくなった野村宏伸は、600万円もするキャンピングカーをポンと買うなど金遣いが荒くなり、28歳時には頭金1億円を入れて世田谷に2億8000万円の家を購入するに至りました。

日に日に人気が上昇していく野村宏伸は天狗状態となり、事務所に対して

  • この事務所があるのは誰のおかげだ?
  • 休みくれって言ってんだろ
  • 俺をもっと売れよ。それがマネージメントだろ

といった横柄な態度を取る様になりました。

さらに野村本人は実は男っぽい性格なので、榎本役の様な自分の気に入らない役柄の仕事を蹴る様になり、ハードボイルド役の仕事のみを受けたりもしました。
結果、榎本の様なキャラを期待していた視聴者からは見放される事となり、業界内では
「野村宏伸って数字持ってないね」
と評判を落とし、仕事が激減していきます。

そんな中、冒頭で述べた様にスタイリストの女性と結婚したのでした。

見栄っ張りの男気が離婚原因となる

結婚後も仕事は減り続け、40歳になった2005年頃にはほぼ無職となった野村の日々の生活は

  • 仕事は月に1~2回
  • 基本的に家でゴロゴロ
  • 昼間から酒を飲む

といったものになり、まだ2000万円も残っていた前述の豪邸のローンや生活費に追われ、嫁さんはどんどん不安になっていきました。

嫁に「仕事大丈夫なの?」と聴かれるも、見栄っ張りの野村はいつも
「大丈夫だから」
と答えていました。
本当は泣きつきたかったくらいだったのに、見栄っ張りなので、妻を心配させたくなかったので言い出せなかったのです。

また、結婚後もどんどん仕事が減っていっていたのに、複数の知人から合計1億円の借金を申し込まれた野村はそれに応じて貸してしまい、返済の催促もせず、結局その知人らは行方不明となり1円も返ってきていません。
まさに1億円もの大金が詐欺被害にあったわけです。

貸した理由も催促しなかった理由も
「ケチな奴と思われたくなかった」
という見栄っ張り精神からです。

その詐欺被害を後で知った妻は、仕事が減ってきているのに自分に何も相談なく大金を貸してしまう旦那に不信感を抱く様になり、喧嘩が絶えなくなります。
こういった事が原因で離婚となったのでした。

子供の頃の自分と同じ思いをさせてしまった事を反省

野村宏伸さんは、父・母・妹との4人家族でした。
お父様は化学薬品工場の社長をされていて、まさに御曹司として下記のように何一つない不自由な生活を送っていました。

  • 自宅は約200坪の屋敷
  • 子供の日には巨大鯉のぼりと五月人形
  • 小学生で海外旅行

しかし1982年に父の会社が借金数十億円を抱えて倒産し、わけあって逃げる必要があり、一家離散となりました。
10ヶ月後には正式に破産手続きを行い再び家族4人で暮らし始める事ができたのですが、その時に妹が
「角川映画が俳優オーディションしてたから応募しておくね」
と応募したのが役者デビューのきっかけです。

離婚によって元妻と2人の子供とも離れる事になり、何の罪もない子供達にまで迷惑をかけてまった野村宏伸さんは、子供の頃に家族がバラバラになった時の寂しさを味わっているのに、それと同じ思いを自分の子供にさせてしまった事を猛省し、離婚当時は子供の頃を思うだけで涙が止まらなかったのです。

この様にどん底を味わっただけに、今は仕事をさせていただいているという謙虚な気持ちになり、非常にいい表情になられた野村宏伸さんの今後に注目です。

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