堅実にヒット曲を出しながら薬物容疑で逮捕されるミュージシャンの数は驚くほど多いです。
1977年に大麻取締法違反容疑で逮捕された内藤やす子さんもその1人です。
ハスキーかつドスの利いたな声で歌い上げる「想い出ぼろぼろ」が前年1976年にヒットし、一躍スター歌手へと登りつめた矢先の出来事でした。
内藤やす子が逮捕された経緯というのは、どうやら研ナオコさんの逮捕からの芋づる式ですが、その発覚方法があまりにも不憫でした。
大麻取締法違反で芋づる式逮捕
1977年7月29日に、岩城滉一さんが覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されます。
そしてそれから怒涛の芋づる式逮捕が始まるのです。
8月10日に、ジョー山中さんが
9月10日に、井上陽水さん。
9月21日に、内田裕也さん。
9月29日に、研ナオコさん。
そして9月30日に内藤やす子さん。
おそらく取調べで「あの人もやっている」と喋ったのだと思います。
内藤やす子が芋づる逮捕された理由
そして内藤やす子さんの逮捕というのが、変な話ですが少々気の毒です。
それは前日に逮捕された研ナオコさんの日記によって、露見してしまったのです。
おそらく
「やす子もやっている」
といった旨の記述が日記にあったのでしょう。
そして取調べで
「やす子は誰だ?」
といった追求があったのかもしれません。
後に恨み言を言われる
研ナオコも内藤やす子も後に芸能の世界へ復帰します。
研ナオコさんは当時毎週「カックラキン大放送」というバラエティ番組に出演していました。
そしてゲスト出演した内藤やす子が歌を歌う番がきたので紹介したところ、何やら恨み言の様な言葉を発しました。
よりによって日記なんかに書いているからバレてしまったのですから、それは恨まれますよね。
現在の芸能界に芋づる式逮捕がない理由
この1977年は、大量の芋づる式逮捕が発生し、合計60人以上の芸能関係者が逮捕されました。
そしてその時の教訓(?)があったのでしょう。
芸能人同士で横のつながりを重視する様になったのだと思います。
なのでそれ以降は芋づる式の逮捕というのが全くといってよいほど発生していないのだと思います。
形態としては、互助会みたいなものでしょうか。
どうりで犯罪を犯した後の復帰も容易なわけですよね。
研ナオコは逮捕を否定している
研ナオコさんの名誉のために言っておくと、ご本人は逮捕された事はないとツイッターでおっしゃっています。
@AppBankuso スイマセン、わたくし逮捕された事は一度もありません。気を付けて下さい。
— 研ナオコ (@naokoken77) 2011年2月8日