寒さに弱い人にとっては、暑い夏の方が冬よりもましな事でしょう。
ただどうしても蚊に悩まされてしまいます。
家の前で話していても蚊に刺されるし、寒い冬の間は放置していた庭を掃除しようにも蚊がまとわり付いてきます。
対策としては蚊が嫌がるスプレーを壁面にふきかける等がありますが、毎回毎回そんな事はやってられません。
とにかく屋外の水溜りを無くすのが1番です。
蚊の赤ちゃんであるボウフラは水たまりで発生するからです。
ボウフラのうちに退治するという、元から絶つ事が重要です。
特に昨今はペットボトルの普及により、庭先にペットボトルが転がっている事も多いかもしれませんので、そういったものをチェックする事が蚊を発生させない対策となります。
発生源対策をし、蚊を増やさない
蚊は、庭や屋外に放置された物にできた水溜りに卵を産み付けます。
それが孵化して幼虫であるボウフラが発生します。
対策としては不要な物は廃棄したり、それが無理な場合は1週間に1度、水をひっくり返す等をする事です。
ボウフラが成虫になるまでには卵から2週間かかりますので、週に1回水の廃棄を行っておけば蚊の発生対策として有効です。
蚊が産卵する屋外のポイント
放置されたペットボトル
自分では捨てていなくても、大雨時の強風等でどこからともなく飛ばされてきて、庭等にある事があるのです。
放置された空き缶
これもペットボトル同様に強風で飛ばされてくる事があります。
古タイヤ
車をお持ちの方だと、古いタイヤを庭に置いたままのケースもあると思います。
格好の産卵場所となります。
放置されたバケツ等の用具
洗車や掃除等で使うために予備していて、そのまま放置されている事が結構あるものです。
水の溜まった鉢植え
引っ越した場合等に、前に住んでいた住人の残置物としてある場合もあります。
水の溜まったビニール袋
これも風等で飛ばされてくる可能性があります。
物干し竿の支柱等
使用していない物干し建ての穴の部分には水が溜まりますので。
水の溜まった埋没型散水栓
これはひっくり返すのは難しいので、灯油を入れる時の赤と白の「シュポシュポ」で吸い取る等の作業が必要です。
蚊の成虫対策及び駆除
幼虫対策はこれで万全ですが、成虫の駆除の方が大変かもしれません。
成虫の住みかを少しでも減らすための対策は、庭に雑草ややぶが生い茂っている場所があれば、それらは綺麗に根っこから引き抜きましょう。
やぶや草むらは、蚊の絶好の潜み場所ですから。
家の中は部屋への進入を防ぐ方法は、にかく網戸を設置するのは当然として、ドアを開けっ放しにしないという事が大切になります。
よくドアを開けっ放しで何かをしている人や、引き戸を完全に閉めないまま放置しているケースも見られます。
それらは蚊に進入してくれといわんばかりの行為です。
外出時の対策
外で蚊に刺されないための対策としては
- 外出時には明るい色の長袖と長ズボンを着用する
- 皮膚が露出する部分には、ディートを含む虫除け剤を使用する
- 携帯型の蚊取り線香を所持する
といったものが考えられます。
携帯型の蚊取り線香は、農業をしている方がよく腰に巻いていますね。
デング熱に要注意
国内では、2014年9月に都内の公園にてデング熱の感染事例が発生しました。
デング熱とは、デングウイルスを持ったヒトスジシマカに刺される事によって感染します。
症状としては
- 高熱
- 関節痛
- 筋肉痛目の置くの痛み
- 発疹
といったものが見られます。
デング熱は、感染した人の血を吸った蚊が他の人の血を吸う事によって感染します。
人から人への直接感染はありませんが、ワクチンや治療薬がまだないやっかいな症状です。
せっかくの楽しい夏を有意義に過ごすためにも、蚊の対策・駆除は大切です。