1983年3月21日に歌手デビューを果たした人気アイドル・小出広美(こいでひろみ)さん。
歌手デビュー前からタレントとして活躍もされていたので、アイドル花の82年組の一員ともいえるでしょう。
そんな小出広美は引退理由不明のまま突如芸能界を去りましたが、その後高級クラブオーナーとして年収4000万円を経て、現在は派遣業をハシゴする充実した日々を過ごしている事が、2016年7月8日放送の「爆報!THEフライデー」にて放送されました。
小出広美プロフィール
- 生年月日:1966年3月3日
- 1981年:「ぱろぱろエブリデイ」の火曜アシスタント
- 17歳の頃は「レッツゴーヤング」の中で、田原俊彦も在籍した番組内グループ「サンデーズ」の一員として活躍
- 1983年3月21日:シングル「タブー」で歌手ソロデビュー
- デビュー2年後、突如芸能界を引退。引退理由はいまだ不明。
レッツゴーヤングでは、その愛らしいルックスで人気が爆発し、ソロデビューを果たします。
色気のある歌声で、前年1982年5月1日にデビューした中森明菜のポストとの呼び声も高かったのです。
引退理由は中森明菜との確執とも言われていますが、当時「セカンドラブ」や「1/2の神話」の大ヒットでスーパーアイドルとして君臨していた中森明菜との間で確執が発生するとは思えません。
2015年には
「直接言葉を交わした事はありません。去年の紅白で久しぶりに中森さんを見たのですけど、早く元気な姿を見せてほしいです」
とのコメントをしています。
現在はハシゴ派遣で月収20万円以上
小出広美がよく出没するという東京都港区増上寺にてコンタクトをとった「爆報フライデー」スタッフ。
当時の可愛らしいルックスから、50歳ならではの色気のあるルックスへと変貌をとげていました。
現在はハシゴ派遣という仕事形態で生計を立てているとの事です。
ハシゴ派遣とは、人材派遣会社から依頼された仕事を、1日に何件かハシゴして回るという勤務システムです。
通常の派遣はクライアント1社のみというのが普通だと思われますが、複数のクライアント先へ出向するのです。
メリットとしては短時間から勤務可能なので働く人が都合を合わせやすく、フルタイムで働くわけにはいかない主婦にも人気の派遣形態です。
仕事をする事が可能な日を派遣会社に予約しておけば、仕事先と仕事内容が小出の携帯に送信されてくるのです。
この日メールで送られてきた仕事内容は
5月13日(金)
○○○○にて 11:00 ~ 15:15
××××にて 17:30 ~ 23:00
にてよろしくお願いします。
と2件の仕事内容だったのです。
1件目の昼間の仕事は、目黒区にある宴会宿泊施設にて、日本料理店の配膳係です。
2件目の夜の仕事は、港区の海辺の高級ホテルで配膳係でした。
この派遣会社での時給は1300円で、1日約8時間働き多い時は月20万円以上もの収入があるのでした。
アイドル引退後は銀座のクラブホステスから月収300万円に
今現在はハシゴ派遣をされているのですが、芸能界を引退後の転進先は銀座のクラブホステスという、華やかな水商売の世界だったのです。
その美貌と明るさで瞬く間にNo.1となり、言い寄ってくる男性達に目もくれずに独身を貫き、ついには銀座のクラブオーナーになるまでに登りつめたのです。
クラブ経営者としての月収は200~300万円で、年収は約4000万円だったと語ってくれました。
銀座の店を閉店し派遣を始めた理由
しかし2008年に起こったリーマンショックで銀座の景気も一気に冷え込み、小出広美の店も月に100万円もの赤字が出るようになってしまったのです。
それで借金地獄になるくらいならと、思い切って2011年の45歳の時に閉店を決意したのでした。
しかし閉店後に気づいた事があります。
それは誰にも頼れない寂しい一人暮らしと、芸能界と水商売しか知らないゆえに何もできない無力な自分だったのです。
各種求人募集の条件を見るも、これは知らない、あれも出来ないと、初めて自分自身が何も出来ない事に気づいたのでした。
そんな小出が行き着いたのが、自分が出来る事に対して会社側が仕事を割り振ってくれる派遣業という仕事だったのです。
ブリーダーを目指す現在
そんな忙しい小出広美を癒すのは、トイプードル達です。
2015年夏に2匹が加わり、現在は5匹もの大所帯です。
そして犬好きが高じ、2015年からトイプードルのブリーダー業を始めたのです。
今も明るく、どこかしら余裕が感じられる小出広美さんですが、おそらく銀座時代に蓄えた資産がそれなりにあるのだと思われます。
若い頃に一流男性からの誘いを断ってまで成り上がった上昇志向のおかげで、今も独身生活を謳歌しながら新しい事にチャレンジしている小出広美さん。
今度はブリーダーとして名を馳せる時が来る日も近いかもしれません。