映画「愛の渦」で性欲の強い女子大生役を見事に演じた若手女優・門脇麦(かどわきむぎ)さん。
2016年6月25日放送の「A-Studio」に出演し、オーディションで裸になった事、そして監督である三浦大輔(みうらだいすけ)氏もその場で裸となった事を告白しました。
愛の渦オーディションで脱いだ経緯
愛の渦への出演についてMCの笑福亭鶴瓶から聞かれるた門脇麦は
台本を見た時には何て緻密で繊細だと思い、これはやらなかったら後悔するなと思いました。
裸になる事は悩みましたが、とりあえずオーディションに行ってみろと指示があり、そこで三浦大輔さんにお会いして一目ぼれじゃないですけど、この人と絶対仕事したいと思いました。
と語りました。
オーディションの場で裸を見せたのかと聞かれると
「見せたと思います。」
「三浦さんも脱いだんやろ」
と言われると
そう、「僕も一緒に脱ぎます」と言ってなぜか三浦さんも脱ぎました。
と応え、会場からは軽く「え~」という声があがりました。
鶴瓶からは
「君が脱ぐなら僕も脱ぐという事で、三浦さんは優しいよね」
とフォローが入りました。
親に許可の連絡があった
愛の渦では裸になるシーンが多々あるのですが、撮影の前に門脇麦の親御さんに許可の連絡があったのです。
そこで「どうぞ」と許可をしたとのエピソードが鶴瓶の口から語られました。
私にとって凄く家族は大事で一番大切にしたい人達です。
両親からすれば私はただの娘なので、記録に残るもので服を脱ぐというのは非常に抵抗があると思いますし、正直いい気はしないでしょうからそこはいつも悩みます。でも今私がこれは絶対やりたいと思う作品があって、その役でそういうものがあるのであれば、人生の時間や命をかけてますと態度で示していくしかないと思います。
と、若いのにしっかりとした信念をお持ちです。
自らの意思で切り開いた
こういった信念で演じた愛の渦の好演によって
- 第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞
- 第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞
- 第6回TAMA映画祭最優秀賞新進女優賞
を受賞したのです。
もし門脇麦が愛の渦の話を断っていたとしたら、これだけの賞を得る事はなく、他の誰かに取られていた可能性もあります。
もちろん門脇麦ならではの演技能力ゆえに獲得できたというところはありますが。
体当たり演技で自身の未来を切り開いた新進気鋭の若手女優のこれからに注目です。