美容・健康

免疫力を高める方法・食事・運動を全く時間をかけずに行う【コロナウイルスに負けない】

2020年4月現在、新型コロナウイルスの感染拡大はいまだ終わりが見えません。
特に人口密度が高い東京都及びその近辺は電車通勤が当たり前ということもあり、自己防衛として免疫力を高めることが非常に重要となります。

「でもどうやって免疫力を高めるの?」という疑問をお持ちの方のために「全国冷え性研究所」の山口理学博士がおっしゃる簡単に免疫力をアップする食事及び方法を紹介します。
メカニズムを知れば、特別に時間をさいたりする必要はありませんので、是非日々の生活に取り入れてみてください。

体温を上げると免疫が上がるメカニズム

免疫力は体の体温と非常に密接な関係にあり、一言で表すと体温が上がると免疫力もそれに比例して上がります。

そのメカニズムを説明すると次のようになります。

  • 血液の中には白血球があり、体内に入ってきたウイルスや各種菌を殺す役割を果たすので、白血球が活発に活動すると免疫が上がる。
  • 白血球は血流に乗って全身に運ばれるので、血行が良いほど活発に活動できる。
  • 体温を上げると血行が良くなる。

このように体温を上げることが非常に重要で、数値で表すと体温が1℃上がるごとに免疫力がなんと500%も上がります。

インフルエンザや風邪にかかった時には高い発熱が発生しますが、 これは免疫力を高めてウイルス等に対抗するためで、ウイルスのせいで熱が出ていると誤解されがちな一般的な考えとは因果関係が逆です。

体温が1℃上がるごとに500%免疫アップと前述しましたが、平熱36℃の人が風邪などで39°の高熱が出た際には免疫力が1500パーセントも上がっていることになります。

例えば平熱を0.4°あげることができれば免疫力は2倍になっている計算になり、いかに日頃の体温を高めておくことが重要ということに尽きます。

免疫力を高める食べ物

免疫力を高める方法はいくつかありますが、全ての人間が必ず行う食事という行為からアプローチするのが一番の近道です。

決して面倒な食事を作る必要はなく、私達日本人になじみの深い身近な物が代表的な体を温める食べ物で、それは味噌汁です。

納豆や根菜類を入れるとより効果的ですが、好き嫌いもあるでしょうし手間をかけたくない人は、具なしでも十分効果があります。
味噌とダシをお湯で溶かすだけの手間いらずなので、是非毎日積極的に摂取しましょう。

免疫力を低下させる食べ物

逆に体温を低下させ、ひいては免疫力を低下させる食べ物もあり、それは生野菜、果物、パスタ、パン、ヨーグルトです。

もっともこれら食べ物が全て悪いわけではなく、それぞれ栄養たっぷりの食材・食べ物ですので、温かい食べ物を摂取した後にこれらを食べ、さらにその後に暖かい物を摂取すると良いでしょう。
前後に暖かいもので挟むことにより、体温の低下を防ぐわけです。

入浴も体温を上げるのに有効

ほとんどの人が毎日お風呂に入っているはずですが、その際シャワーだけでなく湯船に浸かって体の芯から温めることも有効な免疫力アップの方法です。
夏ならシャワーのみでいいと勘違いしがちですが、気温が高くなって薄着になると体の冷えに気づきにくくなりますので、夏でもしっかりと湯船で体を温めましょう。

寒い時間帯は上着を

出かける朝には気温が低くても日中には十分暖かく、むしろ暑くなるのが予想される場合、それに合わせて薄着で出かけ午前中は寒い思いをしがちな場合があると思います。
しかしこの状態だと午前中及び帰宅時の夜間に体温が低下する懸念がありますので、 出かける際には上着を羽織り暑くなったら上着を脱ぐといった調節をするのが大事です。

ここまで紹介した方法は全て普段の生活の中で当たり前のように行っていることで、特段難しいことをするわけではなく、非常に簡単に免疫力を高めることができる方法です。

内臓の温度「深部体温」にも注意

普段脇の下で測る身体表面の温度と違い、内臓の温度を深部体温と言い、この深部体温が1℃下がると免疫力は3割も低下します。

脇の下といった皮膚でガードされた体の表面の違い内臓の温度なので、食べた物や飲み物の影響をモロに受けます。
氷で冷やされた冷たいものを飲むと、深部体温は平気で4~5℃下がることもあります。

昼間はそれなりに体温が高くても夜や朝に極端に体温が低くなる人は、この深部体温が低い可能性がありますので、冷たいものは控えるか、前述したうように摂取する前後に温かいものでサンドイッチすれば良いでしょう。

低体温状態を続ける恐ろしさ

体温が一時的に下がるだけならそれほど問題はありませんが、慢性的に下がった状態になるど、その下がった状態で固定され元に戻りにくくなるという弊害が発生します。
さらに脳がその下がった状態を平熱と認識してしまいます。

深部体温が1℃下がると体の基礎代謝は11~12%も下がり、脂肪が蓄積しやすくなります。
脂肪があると体温が上がると思いがちですが、実はその逆で脂肪は一度冷えたらなかなか温まりづらいという性質があるので、
体温が下がる → 基礎代謝が落ちて脂肪が蓄積しやすくなる → 体温が下がる…
という悪循環が発生します。

こうして体温の低下とともにどんどん免疫力も低下してしまいます。

下腹部の脂肪に注意

特に女性に多いのが下腹部に脂肪がついてぽっこりとしている状態ですが、このオヘソの下の場所には腸があります。
免疫細胞の7割が腸に存在し、腸から血流に乗って全身に運ばれています。
故に下腹部に脂肪がついていると腸が冷える原因となり、著しく免疫が低下してしまいます。

下腹部の脂肪を普段の生活で落とす方法

この下腹部の脂肪を落とすのに有効な手軽な運動は腹筋ですが、毎日やろうと思ってもなかなか出来ず、いつの間にかやらなくなっていることでしょう。

そのような人は階段を一段飛ばしで上がる事が有効な代替運動となります。
家の中の階段でも駅やデパートの階段でもどこでもできる運動ですし、階段移動は日々の生活で行わなければならない動作ですので強制的にやらざるを得ない効果的な運動となります。

日々の生活を免疫力アップの場に

今回紹介した免疫力を上げる方法というのは別途時間を作ったり新しく器具を購入したりというのは不要で、これまでの生活とほぼ同じようにできることばかりです。
よくある売り文句として「1日たった5分で OK」といったものがありますが、人は弱いものでその5分ができません。

同じような条件で生活していても、ウイルスに侵される人とそうでない人の差は免疫力の違いが大きなファクターとなります。

是非免疫力を高め、病気知らずの楽しい生活を送りましょう。
例え「○○は風邪をひかない」と悪口を言われたとしても、苦しい思いをするよりは全然マシですので。

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