芸能人格付けチェック「品格版」の第7弾が2017年4月4日放送されましたので、結果を紹介します。
今回のシステムは団体戦なので、例え個人がクリアしてもチーム全体で目標をクリアしないと駄目です。
注目はやはりガクト個人の連勝が継続されたかストップとなったかでしょう。
格付けランクとしては
- 一流芸能人
- 普通芸能人
- 二流芸能人
- 三流芸能人
- そっくりさん
- 映す価値なし
と6段階です。
格付け参戦メンバーは
- 草笛光子
- 橋本大二郎
- 泉ピン子
- ユースケ・サンタマリア
- 博多大吉
- 高田万由子
- 市川猿之助
- 相武紗季
という8名の「一流芸能人」の方々です。
今回の「芸能人格付けチェック~一流芸能人に「和」の常識はあるのか!?スペシャル ~」は、その番組名どおり、日本人ならではの常識をチェックするというものです。
そして第4問からは篠田麻里子と、そして現在48連勝中のガクトが参戦となったのです。
和の常識チェック(1)「十二支」
まず第1のチェック問題は、十二支をきちんと読む事ができるかというものです。
- 草笛光子は「丑(うし)」を正解
- 橋本大二郎は「子(ね)」を正解
- 泉ピン子は「午(うま)」を正解
- ユースケ・サンタマリアは「巳(み)」を「たつ」と読んで間違い
- 博多大吉は「未(ひつじ)」を正解
- 高田万由子は「酉(とり)」を正解
- 市川猿之助は「申(さる)」を正解
- 相武紗季は「戌(いぬ)」を正解
以上が結果となり、ユースケサンタマリアのみが不正解となりました。
ユースケは「いつからそうなった(巳を”み”と読むようにになった?)」とコメントし、笑いを誘いました。
この第1問は8人中7人が正解したのでクリアとなり、この時点の格付けは「一流芸能人」でした。
和の常識チェック(2)「夫婦でのお宅訪問」
次なるチェックは、お世話になっている先輩宅に夫婦で訪問し、妻を紹介する時の作法の常識です。
これは多くの人に役立つ作法だと思うので、細かく紹介します。
まずはマナーコンサルタントの西出ひろ子先生監修にによる、正しい訪問方法が紹介されました。
ポイントは妻が夫を立てる事です。
インターフォンを押すのは、先輩の知人である夫が行い
「△△と申します。本日は○○様にご挨拶に伺いました。」
と、簡潔に訪問理由を述べます。
たいがい先輩の奥さんが玄関を開けてくれると思いのですが、そうしたら夫、妻の順番で入ります。
そして
「本日は妻を紹介したく、一緒に参りました。」
「妻の○○です。よろしくお願い申し上げます。」
と、夫、妻の順番に訪問理由を説明します。
この時「嫁」「奥さん」と呼ぶのはNGです。
「家内」という謙遜した表現も良いのですが、妻と表現するのがベストです。
靴を脱ぐ時は、家の中にお尻を向けないように前を向いたままで夫が靴を脱ぎ、そのまま家の中に上がります。
そして夫が脱いだ靴は、妻がかかとを靴箱に向けた状態で揃えます。
妻が靴を揃える事によって時間短縮になりますし、夫を立てる姿勢を示す事ができるのです。
次いで妻も前を向いたまま靴を脱いで上がり、妻の靴も同様にかかとを靴箱方面に向けて揃えるのです。
ポイントは靴のかかとを下駄箱側に向ける事です。
その後居間へ入りますが、その時も夫が先です。
注意すべきは絶対に畳のヘリを踏まない事です。
かつて畳のヘリには家紋が入っていたため、踏むのは大変失礼なことです。
居間にはテーブルと座布団が用意されていると思いますが、いきなり座布団には座らず、入り口付近で正座して先輩を待ちます。
この時も夫が前で妻は後ろです。
横並びにはならないようにします。
先輩が入ってきたら、
「妻○○を紹介したく参りました。」
と、まずは夫が挨拶して妻を紹介します。
そして次に
「妻の○○です。本日は△△様にお会いできて光栄です。どうぞよろしくお願い申し上げます。」
と、妻が自己紹介します。
ポイントは、先輩に会えた喜びを表現する事です。
そしてここで夫の手で、手土産を先輩に渡します。
玄関先で渡すのは無作法な行為です。
「ウチの近所で評判のお菓子です。皆様で召し上がってください。」
と、先輩の心が高ぶる言葉をかけます。
よく言われる「つまらないものですが」は間違いではないのですが、相手によって捉え方が異なるので避けた方が良いのです。
その後座布団に座るのですが、正座した状態でまずは先輩にお辞儀をし、そのまま握りこぶしを作り腕を使って座布団ににじりよるように座るのが正解です。
お茶菓子が用意されていていただく場合は、お茶の蓋を開けたら受け皿の下にしっかりと固定するのが作法です。
そうしないと蓋がコロコロして無作法です。
お茶をいただく時はまずは夫が飲み、それから妻が飲みます。
そして夫がお茶を受け皿に置いてから、妻も受け皿に置きます。
お菓子はいただく時は一口大に切り、これも夫、妻の順番で食べます。
帰り際は玄関を出たら、夫婦揃って家に向かって一礼してから帰ります。
先輩が見てないところでも敬意を忘れない心構えが大事です。
このように非常に難しい問題ゆえにほとんどのメンバーが間違えたのですが、泉ピン子の夫を立てる姿勢が評価され、ランクは「一流芸能人」をキープできたのです。
和の常識チェック(3)「日本の発明」
第3問は、日本人が発明した物の扱いができるかどうかというものです。
- たすきがけの仕方
- 灯油ポンプの使い方
- 正しいコンビニおにぎりの開け方
という常識にメンバーが挑んだのですが、正しい方法を知らないメンバーが多く、チームは「二流芸能人」に格下げとなったのです。
和の常識チェック(4)「小鼓で音を出す」にガクトが挑戦
続く第4問から、篠田麻里子とGacktの2人が強力な助っ人として参戦。
問題は、日本伝統の楽器「小鼓」を打てるかどうかです。
まずは博多大吉と橋本大二郎が挑戦したのですが、上手く音が鳴らせませんでした。
ここで泉ピン子が「この男何でもできちゃうんだよね」と絶対の信頼を寄せる、芸能人格付けチェック無敗の帝王ガクトが挑戦。
右手を負傷しているため、左手で打つというサウスポースタイルで行います。
「いよ~」の掛け声と同時にスナップを効かせた左手が小鼓を打ち、見事「ポン」という綺麗な音を奏でたのです。
これでガクトは49連勝を達成し、50連勝へリーチをかけたのです。
次の市川猿之助は歌舞伎役者ゆえ、当たり前のように鳴らすことができました。
しかし最後のユースケサンタマリアが、当然のごとく失敗したので、チーム全体としてこの常識チェックはクリアならずとならずチームとしての格付けランクは「三流芸能人」にダウンとなったのです。
ガクトは
「1人で戦っちゃ駄目ですか?」
とコメントし、笑いを誘ったのでした。
和の常識チェック(5)「和食の作法」にガクトが挑む
第5問は「和食の作法」です。
トップバッターは50連勝を目指すガクトです。
ガクトに出された問題は「正しい手順で日本茶を2人分入れる」というものでした。
ポイントは
- お湯の量
- お湯の温度
- 湯呑みを温める
- 30~50秒蒸らす
- 注ぎ方
と、かなり細かいものです。
上記5点の内、3点を満たせばクリアです。
ガクトは30秒キッチリ蒸らし、2杯の濃さが同じようになるように交互に湯呑みに注ぎ、最後は急須をよく振ってできるだけお茶を残さなかったのです。
5項目全てをクリアしたガクトは完璧で50連勝を達成したのでした。
高田万由子と篠田麻里子の2人もこの和食の作法をクリアしたのですが、他のメンバーがクリアできなかったので5番目のランクの「そっくりさん」へとランクダウンしたのです。
和の常識チェック(6)「子供遊び」にガクトが挑戦
最後の第6問は「子供遊び」です。
ガクトに出された常識問題は、折り紙で鶴が折れるかという事です。
折り紙を折っているだけなのに、スタジオには緊張感が漂います。
ガクトは「不器用なのがバレるな」とつぶやきながら、淡々と折っていきます。
そして最終仕上げで底面から息を吹き込み、今にも羽ばたきそうな折鶴が完成し、見事クリアとなったのです。
しかしチームとしてはクリアならず、最低ランクの「映す価値なし」となり、参戦メンバーの姿はテレビ画面から消えたのでした。
MCの浜田雅功が、画面から消えているガクトに向かって
「さっきからキレてはりますけど、途中参加だからしょうがないじゃないですか」
となだめると、ガクトは
というか、僕は何しに来たんですか?
とコメントしてオチがつき「芸能人格付けチェック~一流芸能人に「和」の常識はあるのか!?スペシャル ~」は終了となったのです。
今回の常識チェックも難しく「映す価値なし」という結果になるのは至極当然だったかもしれませんが、それでも個人の連勝記録をストップさせず、番組にスパイスを与えるガクトの存在は無くてはならないものだと再認識させられたのです。