「死ぬ直前まで健康でピンピンコロリと逝きたい」
これは全ての人の願いでしょう。
しかし亡くなる前はかなりの人が何らかの病気をわずらい、苦しんでいるのが現状です。
死亡率1位のガンが、まさにそれの代表です。
最後の数ヶ月の期間、長い時は数年にも及び苦しい思いをします。
青汁は何となく健康に良さそうという理由で人気ですが、ガン予防に効果がある理由が2つあります。
一つ目の理由は、青汁自体が直接的にガン細胞を抑制する働きがある事が実験で証明されています。
もう一つの理由は、食べた物が排泄されるまでのスピードを増やすことにより、発がん物質の発生を抑えることができることです。
癌細胞に直接青汁を加える実験で増殖が抑えられた
青汁を飲む事によって体の中からガンを抑制するとかではなく、ガン細胞に直接青汁を加えても増殖を抑えられるという実験データがあります。
胃がんの人の癌細胞を取り出して直接青汁をかけたところ、増殖が抑えられたのです。
取り出したガン細胞を
- 何もしない(青汁を加えない)
- 青汁を加える(実験開始時の1度のみ)
と、2つのグループに分けて増殖の度合いを調べたところ、72時間後にはガン細胞の数に2倍以上の差が見られました。
青汁を加えない | 青汁を加えた | |
---|---|---|
開始 | 開始時のガン細胞数を100%とする | 開始時のガン細胞数を100%とする |
24時間後 | 約110%に増殖 | 約95%に減少 |
48時間後 | 約140%に増殖 | 約80%に減少 |
72時間後 | 約180%まで増殖 | 約80%に減少した状態を保つ |
ガン細胞が増えるメカニズムは他の細胞と同じで、細胞分裂によって倍、さらに倍というふうに増殖します。
何もしていない(青汁を加えていない)ガン細胞は時間と共に増殖して72時間後には2倍近い数になっていますが、青汁を加えた方は8割程度に減少した状態で安定しています。
消化器官を通る際に効果が期待できる
「でも実際にガン細胞に直接青汁をかけられるわけではないし、あまり意味無いのでは?」
と、私を含めて思う人も多いと思います。
でも口から入った食べ物の経路を考えると、それは間違いだという事に気付きます。
飲み込んだ青汁は、食道(のどの奥から胃袋までの器官)から胃へと達し、胃袋にて消化されます。
もし食道や胃袋の粘膜にがんがあった場合は、まだ消化されていない青汁が直接作用することになるので、ガンを抑制する効果が期待できるというわけです。
ガン転移抑制力は5倍以上
ガン転移がわずか9分1に抑えられたという、マウスを使った実験結果もあります。
マウスを青汁を飲むグループと飲まないグループに分けて飼育します。
3週間後に両方のグループのマウスの足に皮膚がんの細胞を移植します。
そしてガン細胞移植から3週間後に調べたところ、飲んでいないグループは肺への転移が平均9個確認できましたが、飲んでいるグループはわずか1~2個の転移でした。
皮膚がんは肺に転移しやすいガンなのにこのような結果になったのは、普段から青汁を飲んでいたことで免疫力が高かったであろうという事、そして皮膚がん移植後も青汁を飲んでいたことも功を奏した要因でしょう。
青汁がNK細胞を活性化させる
ケールを中心とした野菜の絞り汁の青汁にこのような効果があるのには理由があります。
青汁には免疫力をアップさせてくれる事が、研究にて判明しています。
私達の体の中では毎日のように癌細胞が発生していますが、免疫システムの働きのおかげでガンが大きくならないうちに死滅させてくれているので大事には至りません。
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)というのを昨今よく耳にすると思います。
これはウイルスや悪性化した細胞を殺してくれる自然免疫です。
がんの抑制力の目安としては、このNK細胞の活性度が指標となるのですが、青汁を摂取することによってNK細胞が活性化される事が実験にて判明しています。
19人に毎日180mlの青汁を飲んでもらい4週目にNK細胞の活性度を測定したところ、平均して9%から12%に上昇していました。
2つめの理由:便の腸内通過時間の短縮
青汁がガンを抑制できる2つめの理由は、大便が大腸を通過する時間が短くなることにより、発がん物質の産生を抑える事ができるからです。
がんを発症するアフリカ先住民が極めて少ない事に注目したイギリスのバーキット博士が1970年代に行った調査では、いも類等の食物繊維を多く食べていたアフリカ先住民と、食物繊維の少ない食事をしていた白人では、便の量及び食べてから排泄するまでの時間に随分な差がある事が判明しました。
便秘をはじめとして便の腸内通過時間が長くなると、腸内で便が腐敗し毒素を発生しやすくなります。
その毒素を腸が吸収することによって、お肌のトラブルが起きやすくなります。
それよりも危険なのは大腸の粘膜が便と長時間接触すると、胆汁酸(たんじゅうさん)や腸内細菌が作用しあって発ガン物質が発生します。
その結果として、大腸ガンを発症しやすくなります。
食物繊維を多く摂る食事をしていると、腸の蠕動運動(ぜんどう運動)が活発になり、便を早く排泄することができます。
前述したように、アフリカ先住民はイギリス学生よりも半分未満の時間で排泄していますので。
当時のアフリカ先住民のガンの発症率の驚異的な低さは、食物繊維のおかがといえましょう。
青汁は食物繊維を多く含むので、ガンを抑制する効果が非常に高いのです。
スーパー野菜といえる青汁の力で、死ぬまで健康な人生を送りましょう。
[my_include file=’_aojiru’]