「3kgも太ったからダイエットしたい。でも食欲旺盛でいくらでも食べられちゃう。」
そのようなジレンマに悩む多くの女性におすすめするのが、青汁を使ったダイエット方法です。
青汁というと健康促進に効果がある飲み物という認識が強いでしょうけど、実はダイエットにも効果的です。
理由は2つあり、まず一つ目は根本的な食欲自体を減少させる効果があります。
そして2つ目は例え多少食べ過ぎたとしても、脂肪として蓄えられてしまうのを抑制する効力があります。
飲むタイミングは食前の理由
一つ目の理由は食欲自体を抑える事と述べましたが、飲むタイミングはいつなのでしょうか?
おやつのような感じで食間?
それとも食後酒のように食後に?
正解は食前です。
食事の前にグッと一杯飲みます。
それによって、青汁に含まれる食物繊維が満腹感を与えてくれて、食べすぎを抑制してくれるのです。
これがダイエットに効果的な一つ目の理由です。
糖質が脂肪に変わるのを防ぐ効果も
そして2つ目の理由は、食べた物が体に吸収される速度を低下させて、糖質が脂肪に変換されるのを防ぐ作用が青汁にあるからです。
ライスやパンそして甘い物は、大部分が炭水化物(糖質)から成っています。
この糖質が体内で血糖に変化して、体を動かすエネルギー源となります。
炭水化物を摂取する時に一気に大量に摂取したり、またはお菓子やジュースに含まれる吸収の早い糖質(単糖)を摂取すると、急激に血糖値が上昇してしまいます。
そうすると余った血糖は体を動かすエネルギーとし消費しきれず、そしてこの余った血糖が脂肪細胞に行き脂肪として体に蓄えられます。
つまり贅肉が増えてしまうのです。
また、急激な血糖値の増加はインスリンの分泌を引き起こす作用もあります。
インスリンは肥満ホルモンと呼ばれ、ダイエットを行う人にとっては大敵です。
このような理由で炭水化物を大量に摂ったり、甘い物をとったりすると太りやすくなります。
しかし青汁を飲むことによって、このような太ってしまうメカニズムを緩和する事が可能となります。
青汁、正確に言うと青汁に含まれる食物繊維には、食物の胃での消化速度を遅くする効果があります。
消化時間が長くかかるということは、血糖値の急上昇を抑制することができるということです。
結果として食べた物がエネルギーとして活用される割合が増えることになり、脂肪として蓄積される割合が減少します。
ダイエット目的の方以外にも糖尿病を患っている方にも、この方法は適しています。
ブトウ糖の腸管での吸収速度が緩やかになりますので、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できますので。
まとめると、まずは食前に1杯、そして食事をしている最中にも少しずつ飲むのが理想といえます。
青汁のみでのダイエットはやめた方がよい理由
青汁のこのような効果を知ると、食事代わりに青汁のみで済ますことを考える人がいるかもしれませんが、それはやめた方がよいです。
確かに青汁にはビタミンやミネラルといった栄養素が他の野菜よりも圧倒的に多く含まれていますが、人間が生命を繋ぐためには次の3大栄養素が必要となります。
- 炭水化物
- たんぱく質
- 脂質
しかし青汁にはこの3大栄養素はほとんど含まれていません。
たんぱく質が不足した場合を考えると、たんぱく質は脂肪の燃焼と密接な関連性がありますので、不足し過ぎると逆にやせづらくなります。
また炭水化物や脂質を極端に制限したダイエット方法だと、少ない摂取カロリーでも生きていけるように体が基礎代謝を落とすので、痩せた後に食べ過ぎた場合に簡単にリバウンドしてしまいます。
飢餓状態でも生きていけるように基礎代謝を落としてくれる体の便利な機能を発動させてしまうと、痩せた後のリバウンドが怖いです。
このような理由で青汁のみのダイエットはやめておきましょう。
サッカー本田圭佑選手は昔から実践していた
2014年に開催されたサッカーのFIFAワールドカップにおいて、本田圭佑選手は他の選手に対し「まずはサラダからでしょ」と言い放ちました。
- サラダ等の野菜
- 肉等のたんぱく質
- ご飯等の炭水化物
という食べ順を実行していた本田選手は、野菜から食べる事の重要性をご存知だったということです。
本田選手のあの日本人離れしたフィジカルと技術を見るに、まずは野菜からというのは色々な意味で理にかなっているのだと思われます。
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